こんにちは。今日は、最近人気が拡大しているMicrosoft Azureの関連資格について調べてみることにしました。
加えて、後日談として、取得済の資格については個別に勉強方法や感想をまとめていますので、それらのリンクもつけています。
Azure資格に興味のある方、既に勉強をはじめられている方の参考に少しでもなりましたら幸いです!
それではまいります。
Contents
そもそもAzure資格は実務に役立つ?
これは自信をもってYesです。
私は、Azureをほとんど触ったことない状態で一通りの資格を取りましたが、超ざっくり以下のことが分かるようになりました。暗闇で何も見えなかったAzureの世界の全体地図を手に入れた感じです。
- Azureサービスの全体像が分かる
- どういう場合にどういうサービス・機能が使えそうかが分かる
もちろん、実際に触っていない段階では、一定以上に細かい情報や実用上の考慮ポイントなどは腹落ちして覚えられないと思いますので、時間がたつと結構忘れます(1年たっての感想)。どの資格でも同じだと思いますが、取得後に引き続きAzureを触りつづけることが大切という点はお忘れなく・・。
資格試験の一覧
2022年4月23日時点のMicrosoft公式ページに公開されているAzure関連資格試験の一覧は以下の通りです。なお、ここ数年でも廃止・更新が頻繁に行われていますので、最新の情報は常に公式ページからもご確認ください!
ざっくりですが、資格は以下の3つのカテゴリに分類できます。数が多いので、自身の身に着けたい専門性に合わせて資格のエリアを絞ってもよいと思います。
- Webアプリケーション開発者向け→「Dev」
- AIエンジニア・データサイエンティスト→「AI」
- データエンジニア・データベース管理者→「Data」
- 試験の種類の多さは、「Dev」>「 Data」>「 AI」。AIは2種類とまだとても少ない。
- 試験料金は、「初級」<「中級」=「上級」。初級だけ安いんですね。
- 技術の進化が早いので、各試験の更新頻度は高い。2020年7月頃に初版を書きましたが、そこから新しい認定資格が5個、試験のバージョンアップも数個はいっていました・・(記事の更新が大変だ・・)
カテゴリ | 試験名 | 試験ID | レベル | 料金 (JPY) |
---|---|---|---|---|
Dev | Microsoft Azure Fundamentals | AZ-900 | 初級 | 12500 |
Azure Administrator Associate | AZ-104 | 中級 | 21103 | |
Azure for SAP Workloads Specialty | AZ-120 | 中級 | 21103 | |
Azure Developer Associate | AZ-204 | 中級 | 21103 | |
Microsoft Azure IoT Developer Specialty | AZ-220 | 中級 | 21103 | |
Azure Cosmos DB Developer Specialty [NEW!] | AZ-420 | 中級 | 21103 | |
Azure Security Engineer Associate | AZ-500 | 中級 | 21103 | |
Azure Stack Hub Operator Associate [NEW!] | AZ-600 | 中級 | 21103 | |
Azure Network Engineer Associate [NEW!] | AZ-700 | 中級 | 21103 | |
Azure Support Engineer for Connectivity Specialty [NEW!] | AZ-720 | 中級 | 21103 | |
Azure Solutions Architect Expert | AZ-305 | 上級 | 21103 | |
DevOps Engineer Expert | AZ-400 | 上級 | 21103 | |
AI | Microsoft Azure AI Fundamentals | AI-900 | 初級 | 12500 |
Azure AI Engineer Associate | AI-100 | 中級 | 21103 | |
Data | Microsoft Azure Data Fundamentals | DP-900 | 初級 | 12500 |
Azure Data Scientist Associate | DP-100 | 中級 | 21103 | |
Azure Data Engineer Associate | DP-203 | 中級 | 21103 | |
Azure Database Administrator Associate | DP-300 | 中級 | 21103 | |
Azure Enterprise Data Analyst Associate [NEW!] | DP-500 | 中級 | 21103 |
[追加] Azure資格取得体験記と体感難易度まとめ
2020年7月時点で存在したAzure資格については、一通り取得しましたので、それぞれ簡単な体験記をまとめましたので、ご参考にしていただけますと幸いです。
*いくつか、既にバージョンアップされた試験もありますが、出題範囲はおおよそ同じだと思います。
- AZ-900 Azure Fundamental(★☆☆☆☆)
- DP-900 Azure Data Fundamental(★☆☆☆☆)
- AI-900 Azure AI Fundamental(★☆☆☆☆)
- AZ-104 Azure Administrator Associate(★★☆☆☆)
- AZ-204 Azure Developer Associate(★★★★☆)
- AZ-500 Azure Security Engineer Associate(★★★☆☆)
- DP-100 Azure Data Scientist Associate(★★☆☆☆)
- DP-200/201 Azure Data Engineer Associate(★★★☆☆)
- DP-300 Azure Data Administrator Associate (★★★☆☆)
- AI-100 Azure AI Engineer Associate(★★☆☆☆)
- AZ-400 Azure DevOps Engineer Expert(★★★☆☆)
- AZ-303/304 Azure Solution Architect Expert(★★★★☆)
Azure資格試験の受験方法
https://docs.microsoft.com/ja-jp/learn/certifications/exams/az-104
上記のように、各試験の公式ページからスケジュールを設定可能です。試験は、
- テストセンターでの受験
- オンライン自宅受験
から選択できますが、私は、便利なのでほとんどすべてのAzure資格をオンライン自宅受験しました。最短翌日にだって受けることができます。
なお、オンライン自宅受験についてはいろいろと躓きポイントがあったので、こちらに別途まとめました。
Azure資格試験の対策方法
Azure資格試験の対策をする方法としては、大きく以下の3種類があります。
- Microsoft公式学習コンテンツ(Microsoft Learn)ベースの学習
- 書籍での学習
- Web学習コンテンツの学習
- 実際にAzureを触って覚える
私の経験では、Microsoft Learnをしっかり読み込む+コンテンツ中のハンズオンを真面目にやる、ことでも、知識+経験が得られ、多くの試験はクリアできると思います。ここで、「真面目に」と書きましたが、Associateレベル以上の試験では、本当に「真面目に」やる必要があると感じました。え?そんな細かいこときくの?というレベルの知識も問われるため、ハンズオンの手順の細かいところまで理解しておくくらい真面目にやっておく必要があると感じました。
ただ、この公式コンテンツは機械翻訳なので、たまに日本語が結構わかりにくく、なかなか頭に入ってこないことも多いのも事実です。(そういう意味の根気も必要です・・)そういった場合には、各試験に特化した対策書籍を使うのが非常に効率的だと思います。
ちなみに、こちらAzureもAWSのように資格対策本がいろいろあるのかなと思って探してみたら・・一部の資格を除くと全然ないですね、、そうした場合には、Udemyなどのオンラインコンテンツもおすすめです。
以下に、それぞれ補足します。
Microsoft公式学習コンテンツ(Microsoft Learn)ベースの学習
Microsoft公式のドキュメントや学習コンテンツがかなり充実していて、基本的にはMicrosoftからもこちらのコンテンツでの学習が推奨されています。
https://docs.microsoft.com/ja-jp/learn/

Microsoft Learnは、情報が非常に豊富で、かつチュートリアル+ハンズオン形式で学習を進められるので、勉強教材としてはとても良いと感じました。

こちら、使い方の詳細は以前まとめた記事があるので、貼っておきます。
書籍の学習
いやーこれ、日本語コンテンツが本当に全然ないですねー笑
2020年10月現在、Amazonで探せた日本語のテスト対策本は、AZ-900 (Azure Fundamental)とAZ-104(Azure Administrator)の2つくらいでした・・。
じゃあ他の試験の場合は、何で補強したらえーねん!という方。次のセクションです。
Webの学習コンテンツを活用する
私もAWSの試験対策の時に使ったのですが、Udemyというサービスで、今、各試験のテキストや模擬問題集がたくさん出てきているようでしたので、こちらを使ってみることを私はお勧めします。
Udemyは私もAWSのソリューションアーキテクト資格を取得する際に利用したことがありますが、以下が魅力だと思っています。
- ボリュームの割に安い
- 期待通りでない内容だった場合に30日以内の返金対応(私も間違えて購入した教材に対して1度やったことがありますが、一瞬で手続き完了します)がある
- コンテンツが直近の試験傾向に合わせてアップデートされ続ける
英語版のコンテンツが圧倒的に多いですが、試験は英語で対策しても日本語で対策してもほとんど差異はないので、是非活用を検討されることをお勧めいたします!こちらのサービスを使うとかなり選択の幅が広がると思います!
是非以下からAZ-XXXと検索してみてください!

実際にAzureを触って覚える
はい、こちらはもう言わずもがなですね、何事も実物を触って感覚を掴んでおくことが大切です。
Microsoft Learnを使えばハンズオンの中で強制的にAzureを操作する機会が作れますが、もっといろんなハンズオンに挑戦したい方は、Microsoft Learnのコンテンツではありませんが、Microsoftのオフィシャルドキュメントに、サービス毎にチュートリアルが豊富にあるので、活用いただければと思います。
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/azure-functions/functions-twitter-email

以上、Azure関連資格の一覧と、その取得体験記、勉強方法についてまとめました。
自分も引き続き勉強してもっとAzureを使いこなせるようになっていきたいと思います!
本日も最後までご覧いただき、ありがとうございました!!