こんにちは。今回は、MacOSでMongoDBを使えるようにする話です。
Mongo DB、昔少し触ったけれど、前回記事のTwitterデータ分析のように、最近外部から取得したテキストデータを分析することが増えてきたため、何かしらこれらのテキストデータをためておく方法はないかなと思ったところで、ドキュメントデータベースである、Mongo DBが再浮上してきたわけであります。
色々忘れてしまったところも多いので、改めて、備忘も兼ねてその手順を残しておこうと思います。
誤っているところがあればご指摘いただけると勉強になります・・!
- 2009年に初版が公開された、オープンソースのドキュメント指向データベース
- OracleDBやMySQL等のRDB(リレーショナルデータベース)とは異なる、NoSQL(Not Only SQL)に分類される
- 2018年10月16日より、商用利用の制限が厳しいSSPLライセンスに移行された。一般開発者が無償版で利用できるのはMongoDB Community版

Contents
インストール手順
今回はパッケージ管理ソフトであるbrewを利用したインストール手順になります。
brew tap mongodb/brew
brew install mongodb-community


これでインストールは完了です。
インストールが完了していることを確認するため、以下コマンドを打ちます。バージョン情報が表示されたら正常にインストールされています。
mongod -version

なんとこれだけでインストールは終了。
MongoDBの設定確認
はじめに、ログファイルや、データ保存先といった、ディレクトリやファイルの構成を把握しておきます。
そのあたりの設定は、mongod.confという設定ファイルにまとめて記載されています。Macユーザの場合は、このmongod.confは、/usr/local/etc/配下に格納されています。
中をみてみると、以下のような設定がされていました。
systemLog:
destination: file
path: /usr/local/var/log/mongodb/mongo.log
logAppend: true
storage:
dbPath: /usr/local/var/mongodb
net:
bindIp: 127.0.0.1
~
MongoDBの基本操作
続けて、MongoDBの基本的な使い方についてもまとめておきます。
Mongo DBの起動
インストールが完了した状態では、MongoDBのサービスは起動していないため、下記コマンドで起動します。
brew services start mongodb-community

Mongo DBへの接続
初回接続時には認証の設定等していないので、以下のコマンドで接続できます。
mongo

データベース一覧の確認
show dbs

データベースの作成/切替・削除
use データベース名 #作成・切替
use 削除したいDB名 #削除
db.dropDatabase()

データベースの統計情報確認
db.stats()

コレクション一覧の確認
コレクションとは、一般的なRDBでいうとテーブルにあたるものです。
show collections

コレクションの作成・削除
db.createCollection('コレクション名') #作成
db.コレクション名.drop()

コレクションへのデータ追加・更新・削除
## 追加
db.コレクション名.insert({項目名1:値1, 項目名2:値2, ....});
## 更新
db.コレクション名.update({条件項目名:条件値},{$set:{更新対象項目:更新値})
## 削除
db.コレクション名.remove({条件項目名:条件値})



以上、MongoDBのインストール方法と基本操作の解説でした。
次の記事では、実際にSNS等から取得したテキストデータをこのMongoDBにストアしていく仕組みを作っていこうと思います。
本日も最後までご覧いただきありがとうございました!